短編公開!約10分の贈り物

こんにちは、木村章鼓です。

ロンドンは秋から冬へ。庭先でも、著しく日々の変化が起きています。このふたつの季節のはざ間で、私は体調を崩し、今週は痛む扁桃腺をなだめすかして何とか生活しています。夜は早めに横たわりながら、つくづく、バランス感覚って大事だなぁと痛感しているところです。

バランスといっても、ケースバイケースでほんとうにいろいろな意味合いがありますね。

ヨーガなどエクササイズを通して学ぶことのできる重心のバランス感覚はもちろんのこと、良好な人間関係における相手との距離を尊重する見えないバランス感覚、食欲と実際に摂取する食物の量といった衣食住の欲求を適度に満たすバランス感覚、途方もないヴィジョン(夢)と現実との間で折り合いをつけて生きていくバランス感覚、「ありのまま」と「適度に気を抜く」をうまくブレンドしたLet  it be(手放す)のバランス感覚。。。挙げていくときりがありませんね。

どんなことであれ、すべてに共通しているのは、そのバランス取りをどのくらい自分が意識できているかということ。やじろべいは今、どちらかに触れているか、または静止しているか。どれだけ自分の心身が心地よく感じているか、といったことは‘自分にとっての良し悪し’を知るバロメーターではないでしょうか。

実は今日、ヒューストン時代にお世話になった映像作家のAPOさんから、とても素敵な映像をプレゼントして頂きました。私のドゥーラとしての軌跡を追ったAPOさん渾身の短編です。

彼女に心からの感謝を捧げると共に、APOさんの中に芽生えた「ドゥーラってなんだろう?」という‘疑問’を追跡していくプロ魂というか、やる気に対して、私は心の底から感動しました。そして同時に、自分の中で今後、ドゥーラとしてのバランス取りをきちんとしていかないとなぁと気持ちがなんとなく引き締まっています。

どんなに素晴らしく撮って頂いても、実物に会ってみたら「なーんだがっくり」というのは、申し訳ないですものね。この大切な贈り物をこそばゆく感じることなく観ることのできる日がくるように、この先、もっと精進して一歩一歩学んでいきたいと思っています。

10分ほどの作品ですので、お時間があったらどうぞご覧になってみてください。

たった10分ほどとはいえ、気の遠くなるような時間と労力を惜しまずに費やして下さったAPOさん。広大なヒューストンでは比較的ご近所さんだったとはいえ、ご自身も授乳中のママとして忙しいのに、この作品にたくさんの想いとメッセージを込めて下さいました。

以下、   APOさんご本人がこの作品に寄せて下さったメッセージです。

 

<映像作家、APOより ~作品に寄せた想い~>

ドゥーラという職業をあきこさんに出会うまで知りませんでした。

切迫早産で長期入院した友達は長期入院すると看護婦さんには気を使うようになる、親にも、夫にも。きちんと赤ちゃんが育つのか?という恐怖と紙一重で、産むまではという気持ちで何とか乗り越えたけど、未だにその当時を思い出すと辛いと言ってました。

もしもあきこさんと出会ってたら、、、。

気を使わず、何でも話せて、頼りになる存在が妊娠期間、産前、産後は必要だと感じてます。

私自身も出産で、大学病院での検診の都度に先生が変わったり、助産師さんも初対面の人だったり。ずっとその期間支えてくれる人がいたらどんなに良かっただろうかと思います。

日本でも産後うつ、マタニティーブルーという言葉が聞こえてくるようになりましたが、
‘ホルモンの関係でそうなる’という一言で、実際に手を差し伸べてくれる人が少ないと思います。

出産直後は動けない。
心療内科に行けない。
こんな小さな事を相談していいのか?
お母さんになったんだからしっかりしなきゃ。
こんなに大変だとは思わなかった。

という時、電話ができ、訪問してくれて、産前産後のケアもしてくれるドゥーラという存在は
きっとこれからの日本を変えてくれる。

あきこさんは、イギリス、アメリカという最先端で学ばれている方です。
私の拙い映像ではなく、日本でも大々的に取り上げて欲しいと思いました。

映像を通し、あきこさんの素晴らしさが少しでも伝わればと思い制作させて頂きました。
どうぞご覧になってみてください。

 

2014年11月5日 APO

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